最新シングル「GENKI DASEYO」曲が生まれたきっかけ

「GENKI DASEYO」は、阪神タイガースの主力選手である佐藤輝明選手と大山悠輔選手に向けて書いた応援ソングでした。

「でした」と過去形になるのは、本当は２０２４年の８月１日にリリースする予定だったからです。
今年は阪神タイガース絶好調で首位独走中で、大山選手もテル選手も好調なので、彼らには不要な曲となってしまいました。

思い出を遡ると…、2024年5月15日（水）、佐藤輝明選手が1軍登録を抹消されて2軍降格。そして6月5日（水）には大山悠輔選手も同じく出場選手登録を抹消され、2軍落ちが発表されました。

その頃、テレビで野球中継を観ていると、打席に立つ彼らの表情があきらかに元気がなく（二人ともずっと打てない日々が続いてて絶不調でした）、ずっと気になっていました。思わずテレビに向かって「テル、元気出せよ！」「大山、元気出せよ！」と声をかけていたところ、それを横で見ていた妻が「テルと大山のために曲を書いたら？」と一言。

その言葉に背中を押されたような気がして、30分ほどで一気に書き上げたのがこの曲。
タイトルもそのまま「GENKI DASEYO」になりました。

とてもシンプルな動機で生まれた曲なので、アレンジもできる限りシンプルに。昨日今日楽器に初めて触った人でも、3日くらい練習すればバンドで演奏できるようにと設計しました。
ボーカル・ギター・ベース・ドラムのみの、極めてミニマルな構成です。

さらに当時は、母が骨髄性異形症候群で闘病しており（2025年6月30日に永眠）、母へのエールも重ねるような気持ちで、2024年8月1日にリリースする予定でした。

しかし、リリース直前の7月15日、自分自身が急性虫垂炎を発症し緊急入院。
まさかの展開で、今度は自分が“元気を出さなくてはならない”立場になってしまいました笑

退院後もしばらく吐き気や体調不良が続き、結局リリースは延期、いったん取りやめにすることに。

ちなみに前作『HANAZONO』も、2024年5月1日にリリース予定でしたが、4月11日に車に接触されて股関節を負傷し、こちらもリリースが延期となった経緯があります。

とにかく、トラブルと遅延に見舞われ続けた2024年ですが、それでもこうして「GENKI DASEYO」をようやく皆さんに届けられることが、今はとても嬉しいです。